チンパンジーが交尾するシーンが映し出されると、息子の表情はみるみるおかしくなっていった。

■母親を襲った息子

事件当時16歳の少年だった被告人は、公共テレビ局『チャンネル4』による動物のドキュメンタリー番組を
自宅のリビングルームで見ていた中、いきなり性欲をむき出しにして母親を暴行。母親の通報がきっかけで
逮捕・起訴されていた。
チンパンジーの繁殖の様子がテレビの画面に映し出されると、息子は母親に対して性的欲望があることを告白
し、「今すぐにママとやりたい」などと口走った。
驚いた母親は「私はあなたのお母さんよ」と告げ、キッチンへ逃げ込んだ。しかし料理を作り始めたところで息子
は背後から母親に近づき、脇の下から手を入れて右のバストを触り、下半身に性器を押し付けてきたという。

■息子の荒い吐息がトラウマに
当時の状況について母親は法廷でこう述べている。
「息子の体を押し退けようとしましたが、力では敵いませんでした」
「その忌まわしい行為がどれくらい続いたのか記憶がありません。永遠のことのようにも感じられました」
「彼はやがてその行為を止め、リビングルームへと消えていきました」
やっと解き放たれた母親は自分の寝室に急ぎ、息子の父親と警察に電話して助けを求めた。その日から1年半
以上の月日が流れたが、母親は今も右の耳から入ってくる息子の荒々しい息遣いを忘れることができずに

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