家族関係や仕事も上手くいかず逮捕歴もあった青葉は
いつしか空想で自分の世界を作れて、人に使われず人間関係に左右されることもなく
自分一人でできるであろうと信じ込んだ小説の執筆を志す
そして当時嵌った全盛期京アニ作品のアニメを恐らく欠かさず視聴し
京アニが懸賞小説などで原作募集した京アニ大賞開催を知ることとなり
青葉は、自分の小説が京アニ大賞や各賞受賞してアニメ化されることこそが
前科持ちで何もない自分が底辺から這い上がれて社会復帰できる唯一の方法で
生きる道と人生の目標はこれしか一切存在しないんだ
って思い込み一心でそれのみを信じてやってきたのかと。

で刑務所満期出所で反対し妨げる家族や支障はなにもない
とさいたま市に在住し念願の京アニ大賞応募作を超短編一作ずつ書き上げ応募に至った
しかしろくに応募要項読んでおらず都合良く解釈してだったのだろう
事前手続きのネットエントリーすら行わず、ただ封筒に手書きの生原稿入れて
京アニ本社に送付したってだけだったのか
当然応募要項の規約違反複数で一次審査で読まれるまですらいかず足切りで落選
メルアド必須のネットエントリーすら怠ってるから当落返信メールすら届くわけもなく…

で青葉は最終審査の結果発表前くらいから発狂しパクっただの俺だけなんで連絡ないんだ
などと騒ぎ出す
そして京アニに裏切られた、次は自力で何かしらの方法で作品発表して鼻をあかしてやる
的に息巻いたが
元々適正が無かったのか上手くいかず、精神病持ちでメンタルに左右されやす過ぎるし
自信作が落ちたというのでショックもありスランプに陥って書けなくなったんだろうなと
それで小説のプロットとかネタ帳である創作ノートも焼いてしまったというレスもあり
人生の目標を失い自暴自棄となり京アニへの身勝手で理不尽な恨みをつのらせていった

で青葉は前々から精神が落ち目の時にパクられた妄想が発症するようで
独りで募らせて発散できなくなったパクられ妄想ばかりが肥大化し続け
何とかして京アニがパクった証拠を目を皿のようにして重箱の隅つつくように探すことのみに執着し続けた
そして青葉が見つけ出したパクリの証拠だと思い込んだ唯一の証拠が
青葉の応募作には一切そのような記述が存在してはいなかったけど
NHKで放映された京アニ大賞での受賞作でアニメ化された
ツルネで値引きシール貼られた安売り肉購入シーンというわけで…

青葉は幼い頃から貧困家庭でずっと金銭的に困窮してたし
値引きシール貼られた安売り肉購入シーンってのが
自分の日常の行為とオーバーラップしているからこれから思考盗聴などで京アニがパクりやがったんだ
って勝手に確信してブチ切れ怒りを加速させていったのだろうか?