「『誰しもが定時で帰れ、家事や育児も平等に担う』という考え方の社会構造があるべき」

ただし、「女に楽な仕事をさせてほしい」というのが女性の主張ではない。女性は「若くても体力には個人差があります。
また、歳を取れば取るほど、その差は開いていく気さえしています」と前置きし、

「女性の社会進出の先には、『誰しもが定時で帰れ、家事や育児も平等に担う』という考え方の社会構造があるべきと強く思います」

と持論を述べる。また、昨今の”男女平等”の考え方について「女性は何かとしんどいので格別に優しくしてほしい、
男性と同じだけかそれ以上の権利がほしい、と叫ぶ声のみが前に出ている気がします」と警鐘を鳴らした。

「もちろん、給料の安い理由に性別を持ち出すのは言語道断。しかし世の中には、男性並みの仕事ぶりを求められて体力的に困っている女性や、
ほかの男性と同等の働きを求められて弱っている男性がいることを、頭の片隅にとどめていただきたいです」

この女性が主張するように、性別に関係なく、個人の能力や適性、価値観に合う働き方を選択できる社会こそが、
本当の意味で”多様性のある社会”といえるのかもしれない。

https://news.careerconnection.jp/career/general/121320/