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JEPLAN、ペットボトル原料 リサイクル新工場 24億円調達
ペットボトル原料のリサイクルを手掛けるJEPLAN(ジェプラン、川崎市)は英国の投資会社などを引受先とする第三者割当増資で24億4000万円を調達した。新たな工場を立ち上げるほか、効率的なリサイクル手法の研究開発を進める。
ジェプランはペットボトルなどの原料であるポリエチレンテレフタレート(PET)を再生する独自の精製技術を持つ。結晶化による分離や蒸留といった手法を組み合わせて、PETの元になる分子のみを抽出する。一般的な手法に比べ、多くの不純物を取り除ける。
この技術を活用したリサイクル工場を川崎市で運営しており、年間処理能力はペットボトル約10億本分にあたる2万2000トンだ。足元では旺盛な需要に対応しきれていないため、数年以内をメドに新しい工場を立ち上げる。
リサイクル時の使用エネルギー量を減らす手法の開発も急ぐ。技術を確立できれば、国内外でライセンス提供する計画だ。環境意識の高い欧州やペットボトル使用量の多い米国などで関連企業に売り込む。
第三者割当増資は英投資会社のベイリー・ギフォード・シン・ニッポンや東京海上日動火災保険、第一生命保険、日本に拠点を持つベンチャーキャピタル(VC)のMパワー・パートナーズなどが引き受けた