「生活保護受給者」や「引きこもり」を採用した中小企業【中小企業家同友会の試み】

以下抜粋
生活保護受給者や“引きこもり”も戦力

千葉同友会の代表理事を務めたこともある氏は、建築や道路工事現場、
スーパー、百貨店の駐車場での交通整理や警備のためにガードマンを派遣する総合パトロールを経営している。
会社設立当初は無断欠勤や遅刻常習者に手こずりながら、経営指針作成を軸に社内風土を徐々に改善し、
自らも社員を信頼する経営者に変身することで、社員の信頼を勝ち得、社業も次第に上向き、現在に至っている。

「最近、生活保護をもらっていたのだけれど、働かせてもらえないかとか、長年引きこもりだったのだが、
雇ってもらえないかという話が増えてきています。父兄とか、周囲の人とか。本人からの場合もないではない。
正直言って、生活保護をもらっていたと聞いて、働けるのかなと不安があったのは事実です。
しかしそうした状態から何とか抜け出させてあげたいという気持ちもあり、引き受けてみたんです。

もちろん何も問題がなかったということはないですよ。しかし問題が起きると時間をかけて話し合うことを続けていくうちに、
彼らも徐々に打ち解けてくるとともに仕事にも慣れてきて、十分戦力になることがわかってきました。
今では当社の警備員の10%余りがそうした人になってきています」

https://gentosha-go.com/articles/-/39985