障害を持つ同僚への暴言を吐いたなどとして、停職の懲戒処分を受けた神戸市水道局の職員3人が、処分の取り消しなどを求めて神戸地裁に訴えを起こしました。

 神戸市は今年4月、障害を持つ同僚の男性職員(50代)に対して外見を揶揄するような暴言を繰り返したとして、神戸市水道局の男性職員3人を、3日から5日の停職とする懲戒処分を行い、3人が同僚の男性職員に対していじめを行っていたという第三者委員会の報告書を公開しました。

 処分を受けた職員は、20日会見を開き、「市の処分の理由や報告書に書かれた内容は事実無根だ」などとして、神戸市に処分の取り消しと1人当たり200万円の損害賠償を求める訴えを起こしたことを明らかにしました。

 また、いじめを受けたとされた男性職員も「処分された3人からではなく他の職員にいじめを受けたと市に説明したが、無視され精神的苦痛を受けた」などとして250万円の損害賠償を求め、神戸市を提訴しました。

 神戸市水道局は「処分の相当性や処分に至るまでの対応の妥当性について、裁判の中で主張していきたい」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29114278adaa2c05ed5feea51eed1483515fdaea