「リースバックならご自宅を現金化して、そのまま住み続けることが可能です。」
「リースバックを利用すれば、住宅ローンの返済から解放されます」
これらはリースバックを扱う会社の公式サイトにあるフレーズです。
この記事を執筆している現在(2022年7月)、物価は上昇し、金利も上昇すると心配されています。
住宅ローンを検討している人や、いま住宅ローンを返済中の人も、これからの先行きに不安を感じているでしょう。
そこで今回は、リースバックについて解説します。
リースバックとは?
今までリースバックと言えば、企業が所有する車や機械をリース会社に売却した後で、リース会社からリースを受ける
「セールス&リースバック」のことを指しました。
企業から見ると、資産を売却して資金調達できるのと、リース代が経費計上できるので、経営戦略で有効活用する企業があります。
この記事で扱う自宅のリースバックも仕組みは同じです。
「自宅(ハウス)を売却して、そのあと賃貸(リースバック)」するので「ハウスリースバック」とも呼ばれています(記事ではリースバックで統一)。
住宅のリースバックとは、住宅を売却して現金を得て、売却後は毎月賃料を支払うことで、住んでいた住宅に引き続き住むサービス。
■リースバックと売却の違い
「住宅ローンの返済が苦しい」などの理由から自宅を売却(任意売却)するとしたら、売却もリースバックも理由は同じです。
違うのは、売却からあとの流れです。
任意売却は一般的な売買なので、売却すれば、所有権が移転されて完結です。
いっぽうリースバックでは、売却して所有権を移転したあと、買い取った相手(リース会社)と賃貸契約を結び、
自宅(正確には元・自宅)に住み続けるといった流れです。
■リースバックとリバースモーゲージの違い
リースバックと並んで説明されることが多いのがリバースモーゲージです。
リースバック:リース会社と賃貸契約を結び、売却した元・自宅に住み続ける
リバースモーゲージ:自宅を担保にお金を借り、借りた人が死亡した場合などに原則として自宅を売却し、ローンを返済
するという内容です
まとまったお金を受け取るのは同じですが、リースバックは現金、リバースモーゲージは魏融資を受けたお金という点で違います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdb3beadca6ea8b125efecc9dfab96406313760