「モラルは人に強制するものじゃない」ひろゆき氏の歩きスマホ肯定論が物議…護身術プロ&弁護士と討論

番組に出演したひろゆき氏は「自分の歩いている速度が分からない人など、無能な人は歩きスマホをやめた方がいいと思う。ちゃんとコントロールできるのであれば、いいのではないか」と改めて持論を展開。

法律の観点からはどのように考えるべきだろうか。弁護士法人「ATB」代表の藤吉修崇弁護士は「基本的に歩きスマホを罰する法律はない」とした上で「禁止している条例はある」と話す。

「東京都では足立区や墨田区において、条例で歩きスマホが禁止されている。だがそれに対する罰則はない。ただ、歩きスマホによって人にぶつかってケガをさせると、責任として重くなるし、不注意を認定されやすくなる。特に歩きスマホの中でも、ゲームは最も危険だ。自己判断でパッと止めることが難しいからだ。ひろゆきさんのように同時処理能力に長けている人なら、注意を払いながらも高得点を出すとか、そういったことが可能なのかもしれない。しかし、基本的にやっぱりゲームは、脳みその多くの割合を使うと思うので、同時に人にケガをさせないように歩くのはなかなか難しいのではないか」

藤吉氏の説明に、ひろゆき氏は「モラルの話なのか、ルールの話なのか。まず、法律のルールとして、道路は交通のためのものだ。その場で立ち止まってはいけない。歩きスマホは、条例における制限でしかない」と指摘。「ただ、モラルの話でいくと、人に強制するものではない。自分が『歩きスマホをしても大丈夫』と思う人は大丈夫で、『歩きスマホはダメだ』と思う人はちゃんと控えろという話だ」と持論を述べた。

その上で、ひろゆき氏は「ターン制で押すまで進まないゲームはいくらでもある。藤吉さんはそれを全く知らない状態だ」と指摘した上で「実態とは違うことを喋って『危険だから止めろ』は、僕はモラルじゃないと思う。別に押さなければ全く進まないターン制のゲームであれば、いくらでも安全対策はできる」とコメント。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8bf3849e1159c15d85e21d92e515ac553398982f