「ホームレスは常に食べ物に困っている」という先入観
「トマトをさ、五個も六個もくれるでしょう。僕らは料理ができないのだからせめてプチトマトにするべきだとずっと思っている。どうかすると汁がほかの食料に浸食してしまう。でも捨てるにも捨てられないだろう」
たしかに、大粒のトマトを六個も渡されたところで保存も効かないので食いきれないのだ。
そして何より飽きる。恵んでもらっている立場で言うことではないが、これがホームレスの本音だ。公園で鳩にトマトをあげているホームレスもいた。しかし、鳩もトマトは口に合わないようで手を付けていなかった。
https://president.jp/articles/-/60302