大阪市城東区の「ゆりかご第二保育園」で令和2年2月、1歳2カ月の男児に昼食を食べさせた際に食べ物をのどに詰まらせて死亡させたとして、大阪府警城東署は、業務上過失致死容疑で、園長(59)と元保育士(27)を書類送検した。20日付。

2人は容疑を認め、園長は、園全体に給食を「制限時間内に全て食べきる」という暗黙のルールがあったと説明。元保育士は「時間内に食べきってほしかったので、口の中にリンゴがある状態でハンバーグも食べさせてしまった」という趣旨の話をしているという。

書類送検容疑は2年2月12日昼ごろ、昼食中だった男児への注意を怠り、リンゴなどをのどに詰まらせて死亡させたとしている。

大阪市は事故を受け、有識者による検証部会を設置し、3年1月に園児の食べるペースや食事量への配慮がなかったなど、管理体制に問題があったとする報告書をまとめている。

https://www.sankei.com/article/20220921-VYHQWOEOBJOSRNWXFYPHKLOSCM/