https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/160473

白虎隊の「義」を後世に 終焉の地に説明板 退散時に通った洞門も特別公開

今からおよそ150年前、当時の会津藩のために命を懸けて戦った白虎隊。彼らの「義」を後世に伝えようと22日、白虎隊の説明板が設置されました。

福島県会津若松市で行われたのは、白虎隊の最後を記した説明板の除幕式です。説明板は、戊辰戦争の最中、16から17歳の少年たちで結成された白虎隊が、敵に追われて退散する際に通った洞門の入り口に設置されました。

設置した白虎隊の会・会長の飯沼一元さんは、集団で自刃した白虎隊士の中で唯一、一命を取りとめた飯沼貞吉の孫です。

白虎隊の会・飯沼一元会長「白虎隊の出陣と終焉の地ということで、5年越しの計画をやっとできた」



さらに、実際に白虎隊が通った洞門のなかも、特別に公開されました。

関根佑記者「白虎隊はこの奥の飯盛山で短い生涯を終えました。中は暗くひんやりとしています。当時、水は白虎隊の腰まで浸かっていたということで、寒い中での移動だったことが想像できます。」

白虎隊は、およそ180メートル続く暗く冷たい洞門をくぐって飯盛山にたどり着き、その後自刃しました。飯沼さんは、白虎隊が貫いた「義」を後世にも伝えていきたいと話します。

白虎隊の会・飯沼会長「ならぬことはならぬ、筋を通した生き方をぜひ見習ってほしい」