なぜリベラル派はカフェでラテを飲むのか…いつの間にか情報が偏ってしまう「社会的分断」の怖さ(プレジデントオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/40f042bd974ad5352998909c70f9a7f2ce7830aa
(前略
2010年代にアメリカの社会学の論文誌に「なぜリベラルはラテを飲むのか」という面白い論文(※)が発表されました。
※:DellaPosta, D., Shi, Y., & Macy, M. (2015). Why do liberals drink lattes? . American Journal of Sociology, 120( 5 ), 1473-1511.
人間の性質として、人は同じ価値観を持っている人たちに影響されやすい傾向があるのですが、それによって政治的イデオロギーがまったく関係ない趣味・嗜向にも影響を与えているということを示した論文です。その例として、リベラルとラテの話が出ています。
リベラルな人たちの中にはラテが好きな人たちが一定数います。すると、リベラルコミュニティ界隈では皆がラテを飲んでいることになります。周りが皆そうしているのだから自分もラテを飲まなきゃいけないという気になります。
リベラル派の人たちの中では、「カウチに座ってポテチを食べながらダイエットコーラを飲むのが好き」とは言いづらい空気があります。それは保守派の人たちの典型的な姿だからです。リベラルな人は、おしゃれな西海岸のカフェでラテを飲まなくてはならなくなります。こういうことがどんどん積み重なっていくと、起きるのは「極化」です。
(後略