10月11日から入国者数上限撤廃、ビザなし渡航も解禁-首相
岸田文雄首相は10月11日から1日当たり5万人としている入国者数の上限を撤廃する意向を表明した。個人旅行と査証(ビザ)なし渡航も解禁する。22日に米ニューヨークで行った記者会見で述べた。
政府は米国など68カ国・地域からの短期滞在(最長90日)についてビザを免除していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で現在は全ての外国人にビザ取得を求めており、手間がかかることから訪日の妨げになっていた。日本政府観光局によると、昨年の訪日客数は24万5900人で2019年の約3190万人に遠く及ばない状況だった。
岸田首相は「Go To トラベル」に代わる観光支援策「全国旅行割」や、「イベント割」を10月11日から開始することも明らかにした。コロナ禍で影響を受けた旅行業やエンターテインメント業界などを支援するのが目的だ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-22/RIM7PTT0AFBF01