「ウミガメに襲われて海に引きずりこまれました」 女性が打ち明けた恐怖の体験
9/25(日) 9:58配信クーリエ・ジャポン
「もう海に入れないほど、トラウマになりそうです」。トルコ西部のリゾート地で、ウミガメに襲われ、大怪我を負ったリディア・バザロバ(64)は、こう振り返る。
米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、バザロバは、人気リゾート地のアンタリヤに、娘とともに訪れていたという。束の間のバカンスを楽しむため、美しい海の中に入り、海水浴をしていた。
岸から約3メートルほどの浅瀬に進んだとき、突然、背後からウミガメが急襲してきたそうだ。ウミガメは背中に噛み付いただけでなく、海中にバザロバを引き摺り込もうとしたという。
バザロバは溺れまいと、水を叩くなどして必死の抵抗をすると、一度は振り切れたものの、ウミガメは再度バザロバに襲いかかってきた。
幸運にも、バザロバの姿がライフガードの目に止まり、無事救助されたが、あまりの恐怖で逃げるように岸へと戻ったという。それもそのはず、バザロバの腎部と足には痛々しいあざと、血が滲み出ていたほか、指先と爪にもカメの歯型がついていた。
報道によると、バザロバを襲ったのは「アカウミガメ」で体長が最大2メートルほどにまで成長する大型のカメだ。カメが人を襲うなど、一見信じがたいように思えるが、彼らは縄張り意識が強く、「生活区域」に侵入されると、攻撃的になるという。
実際、同地域では2週間のうちに11人が、ウミガメに襲撃されたと報告されている。
バザロバは「ライフガードが私を助けてくれなければ、最悪の事態に陥っていたでしょうう」と話し、「海が好きでしたが、もう行きたくありません」とトラウマになってしまったようだ。
https://courrier.jp/media/2022/08/31033446/98D7B15C-D396-48B9-9807-F91E2498937D-1600x900.jpeg
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