https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220701/k10013697751000.html
「服を再利用へ」駅の改札で回収する実証実験始まる JR東日本
毎年大量に捨てられている「服」。
その再利用を進めようと、JR東日本の一部の駅の改札で服の回収を受け付ける実証実験が始まりました。
これはJR東日本が
中央線の武蔵境、東小金井、西国分寺と、南武線の稲城長沼の合わせて4つの駅で1日からことし9月末まで毎日実施します。
対象は靴下や下着などを除く衣服で、午前10時から午後4時の間、改札の窓口にいる駅員に直接渡す形で回収を受け付けます。
事前の予約は必要なく、1人5点まで回収に出すことができます。
初日の1日、中央線の西国分寺駅には、ジャケットやズボンなど使われなくなった服が次々と持ち込まれていました。
回収した服はベンチャー企業と協力し、色を落とすなどして作業服として地元の企業に使ってもらったり、繊維を分解するなどしてセメントの材料などに作り替えたりする予定だということです。
JR東日本のグループ会社の齋藤七瀬チーフは「駅を有効に使うことで、地域で使った服を地域で再利用する仕組みづくりをしたい」と話していました。
環境省によりますと、国内で使われた衣服のうちおよそ3分の2がごみとして処分されていて、持続可能な社会の実現に向けてアパレル業界などでも再利用の動きが広がっています。