「サイバーパンク エッジランナーズ」プロデューサーインタビュー
https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1439037.html
(ソース前半省略)
CD Projekt REDは強い愛着を持ってキャラクターを設定しているが、「よりアニメ表現を強めるため」にキャラクターの"改変"が提案されてくる。その違いが一際大きく出たのがデイビッドの仲間の1人、「レベッカ」だ。アニメではかなり幼そうな、かわいらしいデザインとなっている。
このレベッカが過激な言葉を使い、両手に銃を持って派手に銃をぶっ放すところに日本のアニメとしてのギャップと面白さがあるのだが、「アニメの手法」を知らない人には、そういった"常識"は理解の外だ。TRIGGER側から出てきたキャラクターデザインに、CD Projekt REDは当初かなり難色を示したという。
「こんなかわいらしいキャラクターを出したら『サイバーパンク2077』の世界が壊れてしまう! キャラクターデザインを変更して欲しい」というCD Projekt REDに対し、TRIGGERは、「そうじゃないんだ、このかわいらしいレベッカがいるからこそ、アクションが映える、何より制作のモチベーションが段違いなんだよ!」と答える。
現場の激しいぶつかり合いが端的にわかるやりとりだ。面白いアニメにするための方程式が、文化が違うとわからないのである。また、ヒロインであるルーシーは、設定上はもっと過激な服を着ていたとのこと。日本のアニメのバランスを色々考えさせられる。
「もちろんCD Projekt REDが制作をお願いしているので、無理を聞いてもらうことが多かったのですが、実際にアニメを作るのはTRIGGERさんなので、かなり『こう作りたい』というところは叶った作品になっていると思います。だからこそアニメとしてとても魅力的な作品になりました」と本間氏は語った。「アニメ作品にするのは、TRIGGERさんの想いを活かそう」とCD Projekt REDを説得する作業も、エルダー氏と本間氏の重要なタスクだったとのことだ。