安倍晋三元首相の国葬を午後に控え、会場の日本武道館周辺は制服姿の警察官や警備員が慌ただしく行き交い、物々しい雰囲気に包まれた。秋晴れの下、一般向けの献花台が設けられた九段坂公園には多くの人が詰めかけたため、午前10時の開始予定を約30分早めた。「今からでも国葬をやめてください」と叫ぶ男性の姿もあった。 「故安倍晋三国葬儀場」の表示の前では、サラリーマンや学生らがスマホで撮影。有給休暇をとって川崎市から訪れたという男性会社員(56)は「国民がいつもと変わらない生活を送っており、弔意の強制もされていない。黒ネクタイをしている自分が浮いている」と苦笑いした。
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