(台北中央社)香港の映画制作者や企業でつくる「香港影業協会」(MPIA)が台湾で毎年開かれる映画の祭典「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)への参加を考える会員に対し、
「熟考」を促す書簡を送信したと香港メディアで報じられたのを受け、台湾で対中政策を担う大陸委員会は14日、「永遠に両手を広げて素晴らしい作品を歓迎する」と書面でコメントした。
香港メディアによれば、同協会は13日、会員に対し、近年の金馬奨は「日増しに政治化」しており、複数の台湾の監督や芸能人が「政治と映画を一緒くたにし、映画の独立した芸術性を汚している」などと指摘。
参加を考える会員に対し、「とばっちりを食らわないよう、必ず熟考してください」と呼び掛けた。
大陸委員会は「金馬奨は映画制作の自由を尊重する国際的な賞であり、華人映画圏で最も指標性を有する栄誉」だと説明。映画文化が尊重されるよう願った。
https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20220916_202209160001/