【AFP=時事】
ドイツ野党の中道右派、キリスト教民主同盟(CDU)」のフリードリヒ・メルツ(Friedrich Merz)党首は27日、ウクライナ難民が「ウエルフェア・ツーリズム(社会保障目的の移民)」を行っていると非難したことを謝罪した。

 メルツ氏は今年、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前首相からCDU党首を引き継いだ。

 メルツ氏は独紙ビルト(Bild)系列のテレビ局のインタビューで26日夜、ウクライナ難民に対する特別待遇が「無視できないゆがみ」を生んでいると指摘。
「ウクライナ難民の間で、ドイツに行ってはウクライナに戻る、ドイツに行ってはウクライナに戻るという、ウエルフェア・ツーリズムが行われている」「大勢が制度を悪用している」と主張した。

 この発言に非難が殺到したことを受け、メルツ氏は27日、ツイッター(Twitter)で謝罪文を発表。
「厳しい運命に直面しているウクライナ難民を非難するつもりは毛頭ない。私が選んだ言葉で気分を害されたなら、心から謝罪する」として、「ウエルフェア・ツーリズム」という言葉を使ったことを後悔しているとした。


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