安倍元総理大臣の「国葬」をめぐり、岸田総理大臣は、政府の対応の検証を行う方針を重ねて示し、今後、幅広い有識者から意見を聴いて論点整理を行うとともに、国民の幅広い理解が得られる「国葬」の在り方の検討を進めていく意向を明らかにしました。

この中で、岸田総理大臣は、26日行われた安倍元総理大臣の「国葬」について「厳粛かつ心のこもった形で安倍元総理をお送りすることができた。一般の方々からの献花は、千鳥ケ淵に設置された献花台だけでも2万5000人を超えた。葬儀委員長として改めて感謝を申し上げたい」と述べました。
また「『国葬儀』は無事終わったが、国民からさまざまな意見や批判をいただいたことは真摯(しんし)に受け止め、今後にいかしていきたい。今後の議論に資するためにも記録を残していくことは重要だ」と述べたうえで、政府の対応の検証を行う方針を重ねて示しました。
そして、具体的な検証の方法をめぐって「まずは幅広い有識者から意見をうかがい、『国葬儀』に関する論点と意見を整理するところから始め、早急にお示しできるように作業を進める」と述べました。

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