ドイツ物価、70年ぶり高水準 侵攻後のエネ価格高騰で

ドイツ連邦統計庁が29日に発表した9月の消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同月比で10・0%上がり、約70年ぶりの高い伸びとなった。ロシアのウクライナ侵攻を受け、エネルギーや食品の価格が高騰したのが影響。物価上昇率は7・9%だった8月から伸びが加速した。
 ドイツメディアによると、1951年以来の高いインフレ率。専門家は今後数カ月間、2桁で推移すると予測している。
 エネルギー価格は43・9%、食品価格は18・7%それぞれ上昇した。
 ユーロ圏最大の経済大国ドイツも物価高騰で苦境に陥り、欧州中央銀行は今後も大幅な利上げを継続するとみられる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/205498