ワクチン接種偽装、院長を3日にも再逮捕 新たに母子3人に疑い
10/3(月) 5:00配信

 新型コロナウイルスワクチンを患者に接種したと偽って医師が逮捕された事件で、警視庁捜査2課はほかの患者についても接種偽装をした疑いが強まったとして、東京都北区の「王子北口内科クリニック」院長、船木威徳被告(51)=詐欺罪で起訴=を詐欺と公電磁的記録不正作出・同供用容疑で、3日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。

 捜査関係者によると、2021年10~12月、愛知県稲沢市の40代女性と子供2人の虚偽の予診票を作成し、同市から業務委託料約1万4000円を詐取し、同市経由で国のワクチン接種記録システムに虚偽の情報を入力させた疑いがある。

 船木被告と女性は、数年前にワクチンに否定的な人が集まる投資セミナーで知り合い、女性は接種済み証を受け取るために船木被告に接種偽装を依頼したとみられる。

 船木被告は「さまざまな人に頼まれてワクチンを打ったことにして接種済み証を作った」と供述。同課は、船木被告の評判が知人などを通じて広がり、依頼を受けて接種偽装を繰り返していた可能性があるとみて調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8878a5b56cd3af5662fb17ebeb123b12b9379202