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大粒で濃厚、神戸産の小豆を加工→あんこ「神戸大納言」発売 特産化目指す農事組合法人

神戸市西区の農事組合法人「神出アグリ」は、大粒で濃厚な大納言小豆を加工したあんこ「神戸大納言」を発売した。粒あんとこしあんの2種類を製造。神戸産の小豆は珍しいといい、人気を得ているという。

 同法人は、地域の気候が温暖で降水量が少なく小豆栽培に適しているほか、神戸産の小豆はほとんど出回っておらず需要があると考えたという。収益性の高い特産品を目指し、昨年から約60アールで栽培を始めた。

 昨年7月に種をまき、11月下旬に約200キロを収穫。市内の業者に加工を依頼し、同市西区と東灘区のJA直売所計6カ所で150グラム500円(一部を除く)で販売している。

 粒あんはあっさりした甘みと粒の食感、こしあんはしっかりした甘みが特徴。一度に両方を購入する人もいるほか、パン屋や喫茶店から業務用の商品を求める声も上がっているという。

 神出アグリの西馬紀雄代表理事(81)は「今後、栽培量や加工品の種類を増やして、特産品にしていきたい」と話す。神出アグリ(JA兵庫六甲神出支店内)