2日夜11時すぎ、鹿児島市谷山中央で近くに住む人から「2階建ての家が燃えている」と消防に通報がありました。

消防車など18台が出て火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟が全焼し、周辺の2棟も焼けたということです。

現場周辺には、焼け焦げたにおいが立ちこめ、3日午前2時を過ぎても、近くに住む人たちが外に出て様子を確認するなど、騒然とした状態となりました。

現場では、3日午前10時から、警察が消防と合同で出火した原因を詳しく調べています。

警察によりますと、この火事で焼け跡から3人の遺体が見つかり、この住宅に住む4人のうち、中崎幸男さん(56)と40代の妻、それに10代の娘のあわせて3人と連絡がとれなくなっているということです。

この住宅では、10代の小学生の息子も一緒に暮らしていましたが、火が出たあと自力で避難し無事でした。

警察は、死亡したのは中崎さんら3人の可能性があるとみて身元の確認を急いでいます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20221003/5050020688.html