江南の小学校、「110番の家」調査へ 旧統一教会施設、掲示を不承知 /愛知
2022/10/4

 江南市にある世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の教会が、児童らの緊急時の避難先となる「こども110番の家」のプレートを市や学校、警察が知らないまま掲げていた問題で、プレートに書かれていた小学校区の学校が、学区内の全ての「こども110番の家」を把握するための調査をすることが判明した。

https://mainichi.jp/articles/20221004/ddl/k23/040/123000c


旧統一教会に「こども110番の家」 行政は把握せず、指摘で看板撤去


 市によると、「こども110番の家」は通常、登録を希望する人が地域の小学校に申請。学校が検討のうえで警察に連絡し、警察が委嘱する仕組みという。

 問題の看板は、教会の正面玄関の内側に張られ、ガラス越しに外部からも見えるようになっていた。「こども110番の家」や「こうなんけいさつしょ」の文字と共に、近隣小学校の学区名が書かれていた。

 市や学校、警察は取材に「知らなかった」と口をそろえた。一方、近隣住民は、「(同じ場所に以前あった)会社もプレートを掲げていた」と証言。そこで、グーグルストリートビューで過去の画像を確認すると、2012年当時は印刷会社で、玄関には同様のプレートが張られていた。

 市教委も画像から、以前の会社に渡したプレートがそのまま使われている可能性が高いと判断。また、「こども110番の家」の看板は主に通学路の周辺などに設置されるが、教会前の道が通学路になっていないことから撤去を求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/67105ca8af9b87b8d545ac4fbf5af10612a88a79