牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の通園バスに園児が置き去りにされ、死亡した事件から五日で一カ月。幼い命はなぜ奪われたのか、事件の全体像に迫る。 「ピーッ、ピーッ、胸骨圧迫と人工呼吸を続けてください」−。九月五日午後三時ごろ、牧之原市静波の川崎幼稚園の門前。白い通園バス内から園児河本千奈ちゃん(3つ)が意識不明で見つかり、救急搬送された現場では、心肺蘇生に使用されたとみられる自動体外式除細動器(AED)の機械音が繰り返し響いていた。
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