防衛の基盤となるのが自衛隊の人材確保だ。隊員数が定員を割り込んでおり、足元でも1万6千人ほど不足する。自衛官は警察官や海上保安庁の職員と比べても定年が早く、原則65歳の年金受給まで再就職して生活を維持する場合が目立つ。人事制度全体の再点検も防衛力強化に欠かせない。

「自衛官の待遇が警察や消防に比べても見劣りする」「いまの自衛隊の給与体系では優秀な人材が定着しない」。9月28日に自民党本部で開かれ...
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