台風で破損、草間弥生さんの「南瓜」復元…「島のシンボルとして親しんで」

「現代アートの島」として知られる瀬戸内海の直島（香川県）で、昨年８月の台風で破損した美術家・草間弥生さんのオブジェ「 南瓜 」が復元され、４日、公開された。

黄色いカボチャに黒い水玉模様が描かれた「南瓜」は高さ２メートル、幅２・５メートルの繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）製。１９９４年から海に突き出た桟橋に展示されていたが、昨年８月の台風９号による高波で固定していた金具が外れ、海上で三つに割れた状態で見つかった。

所有するベネッセホールディングス（岡山市）などは今春、作り直すことを決定。草間さんが監修し、素材やデザインは変えず、厚みを増して耐久性を強化した。同社の担当者は「生まれ変わった姿でも、島のシンボルとして親しんでもらえれば」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20221005-OYT1T50026/

復元されて展示が再開された「南瓜」（ｃ）ＹＡＹＯＩ　ＫＵＳＡＭＡ
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