産業僧から見える終身雇用制の崩壊「本音と建前」|松本紹圭|note
https://note.com/shoukei/n/n97dfdef3d15e

「産業僧」の取り組みに、新展開。

クライアント企業の社員との僧侶対話の数が増えてきて、自分一人ではどうにも回らなくなってきたのと、今後の発展を考えた時に複数名の僧侶で依頼を分担して実施する必要があることを見越し、思い切って、産業僧を増やしてみることにした。

とはいえ、まだ「産業僧とは何か」を探りながら型出しをする段階であり、自分自身まだ対話に臨む心構えなど確立しているわけでもないから、対話を指導できるほどのものもない。はて、二人目の産業僧は誰にお願いすればいいだろうか・・・とその時、「対話する僧侶といえば、プラユキ・ナラテボーさんがいらっしゃる」ことに思い至った。

しかし、プラユキさんといえば、タイ仏教の僧侶であり、衣の色も日本のお坊さんと違う。社員が会社から「ちょっと僧侶と対話してみて」と言われて、ちょっと戸惑いつつよくわからないままzoomに入室したら、いきなり偏袒右肩(右肩を露出している上座部スタイル)のお坊さんがいたら、二重に戸惑うかもしれない。名前もカタカナだから、一見、日本人なのかどうか、日本語が通じるのかどうかも、不安になる人がいるかもしれない。

でも、これまで数え切れないほどの個人面談の経験を積まれてきたプラユキさんに勝る方は、どう考えても他にいない。何より、僕自身が、プラユキさんから対話について学んでみたい。そう思って、プラユキさんにご相談してみたところ、ご快諾いただけた。

その後、プラユキさんはいくつかの対話をこなし、すでに早速素晴らしい実績を挙げていらっしゃる。このnoteでもまた報告記事など書いていきたい。

(以下略