東西播地域の民家に忍び込み窃盗を重ねたとして、兵庫県警捜査３課と相生署などは７日までに、窃盗などの疑いで同県上郡町の無職の男（４２）＝常習累犯窃盗罪などで公判中＝を逮捕、送検して捜査を終えた。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、県警は昨年９月から今年６月にかけて相生や赤穂、姫路市などで約４５件、総額約４３０万円相当の被害を裏付けた。神戸地検姫路支部はうち４件を起訴。男は「（盗んだ金品は）遊興費に使った」と容疑を認めているという。
男は運転免許証を持っておらず移動はほぼ自転車を使っていた。最長で上郡町の自宅から片道約５０キロ離れた高砂市まで「遠征」。プレーヤーが現実に移動することでゲームを進めるスマートフォン向けゲームアプリ「ドラゴンクエストウォーク」をプレイしながら自転車で走ったため「（移動は）苦にならなかった」と話しているという。
起訴状によると、男は今年５月１０日夜から１１日朝までの間、たつの市の民家で、現金約１８万円や商品券２０枚（計２万円分）などを盗んだとされる。
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