https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221004/k10013847241000.html
東京23区 9月の消費者物価指数 去年同月比2.8%上昇
東京23区の先月の消費者物価指数は天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月と比べて2.8%上昇しました。
2.8%の上昇となるのは、8年3か月ぶりで、消費税率引き上げの影響を除くと1992年4月以来、30年5か月ぶりの高い水準となります。
総務省によりますと9月中旬時点の東京23区の生鮮食品を除いた消費者物価指数は2020年を100として102.7で、前の月の102.4からさらに上昇しました。
主な要因は食料品の値上がりで、去年の同じ月と比べて
▼「食用油」が39%
▼外食の「すし」が14.3%
▼輸入品の「牛肉」が9.6%上昇しました。
このほか
▼「電気代」が27.9%
▼「ガス代」が25.3%上昇しています。
また
▼「ソファー」が28%
▼「ルームエアコン」が10.4%の上昇となっています。
総務省は「原材料価格の高騰に加えて、円安による輸入コストの増加が身の回りのさまざまな物の物価上昇につながっている。10月は『値上げラッシュ』があり、引き続き物価の動向を注視していきたい」としています。
東京23区の指数は、全国の指数に先立って公表されるため先行指標として注目されています。
9月の全国の指数は10月21日に発表されます。