厚手縫える「オトコミシン」、なぜオトコ? 会社が込めた思いとは:朝日新聞デジタル
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家庭用ミシンメーカーのアックスヤマザキ(大阪市生野区)は、男性をターゲットにした「TOKYO OTOKOミシン」を11月4日に発売する。デニムやレザーなど厚手の生地も縫える特別仕様だ。「ミシンは女性が使うもの」というイメージを覆そうと、あえて「男性用」を前面に押し出した。同社の公式サイトではすでに予約を受け付けている。参考価格は税込み4万4千円。

一般的な家庭用ミシンよりも針板を硬くし、縫った生地を移動させる力も強くした。一般的なミシン針よりも強度の高い針を備えている。最大で12枚のデニム生地を一度に縫える。キャンプ用品などのアウトドアグッズや名刺入れなどのレザー製品を自分でつくりたいというような、男性を主なターゲットに据えた。

同社は1946年創業の老舗メーカー。これまでは他社製品の委託製造がメインだったが、近年は自社開発に力を入れている。2019年以降に発売した子ども向け、子育て世代向け、シニア向けの3商品は、コロナ下の「巣ごもり需要」の追い風もあり、苦境が続く業界で異例のヒットとなった。

今回の商品は、「男性にアプ…

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