「お酒を飲まないと人と上手く話せない…」アルコール依存症の20代女性が告白する耐え難い「孤独感」
『お酒で壊れた人が集まる場所で』(最上うみみ)
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。高齢化社会と呼ばれて久しいなか、アルコール依存症患者の平均寿命は52歳といわれている。そんななか、漫画家の最上うみみさんがアルコール依存症と向き合った日々を綴った『お酒で壊れた人が集まる場所で』が、SNSを中心に大きな反響を起こしている。
最上さんは、アルコール依存症の母を持ち、幼少期から虐待を受けて育ったという。「自分は絶対にお母さんのようにはならない」そう心に誓っていたが、母親が亡くなった途端、激しい虚無感に襲われ、気が付けば自身もお酒をやめられない日々を送るようになってしまった。このままではいけない…最上さんは偶然見つけた、アルコール依存症に悩む者がちが集う“お酒をやめる会”という自助グループへの入会を決意する。そこでは想像を絶する出来事が待ち受けていた――。
読者からの反響の声に、最上さんは次のように語る。
「私の体験を通して『アルコール依存症』という病気の認識が生まれてくれたのが嬉しいです。そしてお酒の問題があれば「自助グループ」という道がある。作品のなかには様々なタイプのお酒に悩む人たちが出てくるので、今後似たような方と出会ったとき『もしかしたら依存症かもしれない』と意識してあげて、自助グループの存在を教えてあげてもらえたら嬉しいですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ad0414ea51fd89beaa473a8100b210824be64d0