コロナ禍で住まいと職を失いホームレスになった三知子は、バス停の小さなベンチで夜を明かす日々を送っている。かつて働いていた焼き鳥屋の同僚や女性店長、新たに知り合ったホームレスの男や女たちなどと接点を保ちながら、バス停近くに暮らす中年男の殺意に三知子はまったく気付かない。

現実について書けば、64歳の女性は深夜のバス停で、石を詰めたペットボトルで殴り殺された。殺害した46歳の男性は母親と2人暮らしで、起訴されて初公判を迎える前に自殺した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7c8f6c606f28246e84620041255da3d25d0c1b4?page=2