通算315セーブをマークするヤンキースの救援左腕アロルディス・チャプマン(34)が9日(日本時間10日)、全員参加義務がある練習を許可なく欠席したため、11日(同12日)から始まるガーディアンズとの地区シリーズでロースターを外されることが濃厚となった。今季終了後にFAとなるため、このままチームを去る可能性もある。
ニューヨーク・ポスト電子版によると、チャプマンは地区シリーズに向けた調整のため打撃練習に登板する予定だったが、本拠地ヤンキースタジアムに現れず。ブーン監督は「正当な理由なく、練習に来なかった」と説明した。キャッシュマンGMは「彼が練習に出てこなかったことは、残念。最初は驚いたしショックだったが、今季のことを振り返ってみると、驚きではない」と話した。
チャプマンは今季途中まで抑えを務めたが、制球難などで不振に悩み、抑えの座を外された。8月下旬には新しく彫ったタトゥーから感染症を起こし負傷者リスト入り。今季は43試合に登板し4勝4敗9セーブ、防御率4・46だった。ここまでメジャー13年で315セーブをマークし、球宴に7度選出された。
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