いつもより多くの流れ星に出会うチャンスがある「流星群」の時期。主なものだけでも10以上の流星群があり、ほぼ全てが毎年活動していることをご存知でしょうか。秋から冬にかけては空気が澄むため、流れ星を観測するにはもってこいの季節。最も多くの流れ星が出現すると予想される「極大」のタイミングを知っておきましょう。
今回は、10月に極大を迎える「おうし座南流星群」と「オリオン座流星群」についてご紹介します。
10月と11月を中心に、9月から12月頃まで活動するおうし座流星群。1時間に数個程度の星が流れる流星群ですが、流れが比較的ゆったりとしており、長めに観測できるのが特徴です。流星の中でも特に明るく見える火球の数が多く、偶然遭遇する可能性もあるかもしれません。母天体は、太陽の周りを約3.3年の周期で公転するエンケ彗星といわれます。

おうし座流星群は、放射点が南と北に分かれていて、それぞれ南群、北群と呼ばれています。極大は南群が10月11日頃、北群が11月13日頃と予測されています。※国立天文台予測。諸説あり
放射点が高くなる午後9時以降が好条件。視界が開けた場所から、全天をまんべんなく見渡してみましょう。

明るい流星が多いオリオン座流星群。予測される極大時刻は3時頃で、22日の未明から明け方にかけてが見頃となります。細い月が2時半頃に昇ってきますが、影響は小さく好条件といえるでしょう。見晴らしが良いところでは、1時間あたり5~10個程度見られると予測されています。ピークがなだらかな流星群なので、数日間は注目してみましょう。
https://i-storage.tenki.jp/large-lite/storage/static-images/suppl/article/image/3/31/314/31459/4/large.jpg
全文はこちら
https://tenki.jp/lite/suppl/grapefruit_j02/2022/10/10/31459.html