北朝鮮 キム総書記「野菜生産施設」で生活改善アピールか

北朝鮮のメディアはキム・ジョンウン(金正恩)総書記が、核兵器の運用部隊の視察に続き、野菜の生産施設のしゅんこう式に出席したと伝え、核・ミサイル開発を進める一方で、国民生活の改善も行っていると国内に向けてアピールするねらいがあるとみられます。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、朝鮮労働党の創立記念日を迎えた10日、東部ハムギョン(咸鏡)南道で国内最大規模だとする野菜の生産施設のしゅんこう式が開かれ、キム・ジョンウン総書記が出席したと伝えました。

映像ではキム総書記が、生産施設の建設を担った軍人らと笑顔で記念撮影をしたり、温室の野菜を見て回り幹部らに指示を出したりする様子が映っています。

この施設は、空軍の基地を温室に作り替えるという、キム総書記の肝煎りの事業とされ、党の創立記念日までの完成を指示していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221011/amp/k10013854441000.html

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