1ドル=147円突破、ドル買う動き強まる 為替再介入に警戒感
13日の外国為替市場で円安が進み、一時、1ドル=147円台まで下がった。1998年8月以来、約24年ぶりの円安水準が続いているが、市場では次の節目となる90年以来、約32年ぶりの安値水準となる1ドル=147円台後半まで円安が進む可能性が意識され始めている。
きっかけとなったのは、13日に発表された米国の9月の消費者物価指数（CPI）。前年同月比プラス8・2%で、事前の市場予想（8・1%上昇）を上回り、米連邦準備制度理事会（FRB）が大幅な利上げを続けるとの見方が市場で広がり、円を売って金利の高いドルを買う動きが強まった。
FRBが利上げにかじを切った3月以降、円はドルに対し、32円も下落している。政府・日銀は1ドル=145円90銭まで下がった9月22日、急速な円安に歯止めをかけるため、24年ぶりとなるドル売り・円買いの為替介入を実施した。足元では、この時よりさらに円安が進んでいて、再介入への警戒が広がっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f54f99643f4308960e1543b7a04a385bec189151
