去年8月、高岡市内のドラッグストアで、買い物中にトラブルになった男性に殴る蹴るなどの暴行を加え、その後、死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている25歳の被告の裁判が富山地方裁判所で始まり、被告側は「正当防衛だ」として無罪を主張しました。

起訴状などによりますと高岡市の元建設業、石田和希被告(25)は、去年8月、高岡市のドラッグストアで買い物に来ていた面識のない46歳の男性とトラブルになり、男性の顔を殴ったり体を蹴ったりするなどの暴行を加え、その後、死亡させたとして傷害致死の罪に問われています。
15日富山地方裁判所で開かれた初公判で、石田被告は、起訴された内容について、「暴行したことは認めるが正当防衛だ」と述べました。
このあとの冒頭陳述で、検察側は「被告は恋人とともにレジで会計を終えた後、男性とにらみ合いになり、男性から『なんや』と声をかけられたことをきっかけに36秒間に計9回、殴る蹴るの暴行を加えた」と指摘したうえで、「暴行は一方的で、正当防衛は成立しない」と主張しました。
これに対して、弁護側は「相手の男性の言動から被告自身と恋人に危険が迫っていて、暴行は身を守るための対抗行為だった」と述べ、「暴行による死亡は認めるが、正当防衛が成立する」として無罪を主張しました。
判決は10月13日に言い渡されます。


9発も殴る蹴るはやりすぎだな
この土方のあんちゃん