『オーバーウォッチ2』の“牛マスコット”の変化に悲嘆の声あがる。魅惑の弾力バルーン、ハリを失う
注目の牛人形は、本作のマップBUSANのDOWNTOWNエリアに存在している。『オーバーウォッチ』世界の韓国・釜山を描いた同エリアには、映画館やゲームセンターなどのプレイスポットや飲食店が多数存在。ヒーローたちの戦闘の場になっていなければ、人々で賑わっていそうな街並みだ。また、人々の気を引きそうな看板やマスコットキャラの人形も点在している。牛人形も、そうしたマスコット人形のひとつだ。
この牛人形は、手にフォークらしきものを握り、舌をペロリと出しつつ笑顔を振りまいている。飲食店にありがちな「料理にされる動物が看板キャラになる」というパターンで考えると、焼肉屋などのマスコットかもしれない。チームによっては、スポーン地点から出た直後にこの牛と遭遇することにもなり、印象的なランドマークとなっている。ふくよかな体型やほがらかな笑顔が愛されるほか、このマスコットの何よりの魅力は“弾力”にあった。というのも、この牛はバルーンのような素材でできているようで、銃撃などに反応してボヨンボヨンと揺れてくれたのだ。争いの世界で、ふんわりやわらかな弾力牛の存在に癒やされたプレイヤーも多かったことだろう。
一方で、『オーバーウォッチ2』に移行したとたん、牛の弾力は狂ってしまったようだ。ショットガンによる銃撃を与えると、押し返す気力を失ったかのように表皮が内側にめりこんでいく。さらに銃撃を重ねれば、牛が現実ではありえない具合にぐちゃぐちゃに縮んでいくのだ。この由々しき事態は、筆者も実際に『オーバーウォッチ2』ゲーム内で検証・確認している。牛の弾力は、失われてしまった。厳密にいえば、依然としてバルーンらしい挙動は守っている。また、ショットガンによる銃撃以外では、めり込むような挙動も発生し辛いようだ。しかし、パワーのあるショットガンの銃撃に対しては、“肌のハリ”が無くなってしまったような挙動となっている。大きな衝撃ではグチャグチャになってしまうため、ド派手にボヨンボヨンと体を揺らす姿は楽しめなくなってしまった。
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