340年間信じられてきた「精子の泳ぎ方」が覆される

Polymaths Laboratoryの代表でありブリストル大学のエンジニアリング数学者であるHermes Gadelha氏が科学誌・Science Advancesに発表した研究によると、
精子はウナギやヘビではなく「カワウソ」のように泳ぐとのこと。カワウソは、体全体をねじるようにして泳ぐことで知られています。
Gadelha氏ら研究者は、1秒間に5万5000フレームを記録するハイスピードカメラを使って精子の動きを確認しました。
その結果、長年信じられてきた「ヘビのように左右に尾を揺らす」動きではなく、精子の尾は「精子本体と共に動き、共に回転する」ことが判明しました。
コルク抜きのように一方向にだけ回転することで精子は前に進むとのこと。
研究者はこの発見に非常に驚き、その後2年かけて、何度も確認を行い、数学的に発見が正しいことを確認しました。
この発見は精子の動きや健康の謎を解き明かす鍵になる可能性がある考えられています。
研究者はこの発見から、男性側の受精能力に関する研究が進むことを期待しているとのことです
https://gigazine.net/news/20200803-sperm-swims-corkscrew/
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