岸田文雄首相は14日、首相官邸で奈良県産の柿「刀根早生(とねわせ)」を試食し、秋の味覚に合わせた毎年恒例の俳句を披露した。

 奈良県の柿の生産者らが首相を表敬訪問するのはこの時期の恒例行事となっている。今年も奈良県産の柿を宣伝する「奈良の柿PRレディ」広瀬麻理奈さんが首相へ柿を贈呈した。

 首相は柿を一口食べ、「ジューシーで、とろっと甘い」とにっこり。同席者から「刀根早生はビタミンCなどが豊富」と説明を受けると、
「とろっとした甘みって栄養を感じさせる。栄養が豊富に含まれているのは、いいですね」と話した。

 試食後、柿にちなんだ一句を求められた首相は「去年、何を詠んだか確認してきました」と前置き。
「去年は『コロナに打ち勝つ』って言ってたんですよね。今のタイミングはやっぱりね、観光復活だな」と語ると、「柿食えば 観光復活 奈良のまち」と詠んだ。

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