<大阪・浪速区> 「三吉うどん」のきつねうどん
2022/10/04 15:00

 新世界町会連合会(大阪市浪速区)の会長に昨年就任した。カフェ経営の傍ら、住民でもある商店主らの相談にのったり、町おこしの計画作りなどに追われたりしている。小腹がすくと足が向くのが、立ち食い形式のこの店だ。

カツオやサバなど6種の削り節が織りなす香りに誘われ、だしを口に含むとしょうゆのほのかな甘みが広がる。1969年の創業当時から変わらない味は、太麺によく合う。きつねうどん1杯220円(税込み)の値段もほとんど据え置きだ。これに100円(同)のおにぎりをつけると、「味も満足感も値段以上」だという。

 腹を落ち着かせると、体が温まって活力がみなぎってくる。今年は、アイドルやバンドを招いた音楽イベントを実現させ、若者の呼び込みも一歩前進した。「アフターコロナや、大阪・関西万博に向けて、さらに新世界の魅力を発信していきたい」と意気込む。

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