安倍晋三元首相の地元・山口の県教育委員会が今月6日、国葬当日に国旗と県旗を半旗にしていなかった県立学校の校長は処分の対象になり得るとの認識を示した。これについて永岡桂子・文部科学相は11日の記者会見で、県教委が各校の対応状況を調べないとしていることから「このことで処分をされることはないと考えている」と述べた。

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 山口県教委は国葬を前に、当日は国旗と県旗を半旗にして弔意を示すよう県立学校に通知していた。

 県教委の担当者は6日、国葬に反対する市民団体とのやりとりのなかで、県教委は県立学校の管理機関であり、校長は施設管理者に当たるため、県教委は校長に指示できる▽正当な理由なく半旗を掲げなければ職務命令違反に該当し、処分対象になる――と説明した。一方で、各校が半旗にしたかどうか調べる予定はないとしている。

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