10月14日は「鉄道の日」。
滋賀県内では、近江鉄道が16日、誰もが全線を1日無料で乗車できるようにするなど、利用促進に向けた取り組みを進めています。
10月14日は、日本で最初の鉄道が開通した「鉄道の日」で、ことしは150年の記念の年です。
これを前に滋賀県東部では、近江鉄道が先週7日から、「デニムの聖地へ」と書かれたヘッドマークを前方と後方につけた電車を一部の区間で運行しています。
東近江市の八日市にあるデニムメーカーが、全国のファンから人気を集めていることにちなんでいて、沿線地域と連携して盛り上げるねらいだということです。
また、近江鉄道の八日市駅では、駅員が週に1回ほどの頻度で、ヘッドマークにもある「デニムの聖地へ」と刺しゅうされたデニムジャケットを着て、八日市をデニムの聖地としてPRしています。
さらに16日には、始発から終電まで誰もが全線を無料で乗車できるようにするほか、沿線各地でさまざまなイベントが開かれる予定です。
近江鉄道の広報担当の石原一磨さんは、「近江鉄道に限らず地域の地方鉄道は経営が難しい状況です。そのなかで社会的使命を果たしながら、地域の鉄道として愛されるようさまざまな活動を行っています。ふだん電車に乗らない方もこの機会に利用していただき、鉄道を今後の生活の一部としてとりいれてほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20221014/2060011791.html