日本人は「資本主義の怖さを知らなさすぎる」の訳 マルクス主義はソ連と中国とはまったく異なる(東洋経済オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/264dbea609b2fc41e413fc904d0bef340b8c23f8

(前略

第一に、ソ連や中国は社会主義というよりも、国家・官僚主導型の資本主義だったという点です。あれを社会主義だと見なすこと自体が間違いだとわかってもらいたいからです。実は、マルクスが描いていたコミュニズムは、ソ連と中国とはまったく違う社会です。

もう1つの理由は、前述のイメージとも関連しますが、ソ連や中国を唯一の資本主義への代替案と見なすことで、「資本主義ではない社会」への想像力を私たちが失っているからです。

つまり、みなさんに考えてみてほしいのは、「社会主義は最悪」という固定観念のせいで、「だから資本主義しかない」と思わされている可能性です。「マルクス主義や社会主義はやばい」と信じることで、「日本最高じゃん」「アメリカみたいになろうぜ」というマインドになってしまっているわけです。

(後略