グレタさん原発「擁護」? 揺れる世界情勢…環境活動は

環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん:「すでに(原発が)稼働しているのであれば、
それを停止して石炭に変えるのは間違いだと思う」こう発言をしたのは、
環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん。

12日、ドイツの公共放送のインタビューで、気候保護のために原発は良い選択なのか?
と問われ、原発を援護する意見を述べたのです。グレタさんといえば…。

環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん:「『たわ言はもういらない』『人・自然・地球を
搾取するな』と声を上げましょう」世界の首脳陣を相手に、気候変動への対策を
力強く求めてきた人物。

2019年には国連の気候サミットに出席するため、環境に配慮したヨットで大西洋を横断。
大きな注目を集めました。そんな彼女が、原発の稼働延長を巡り論争が起きている
ドイツで「原発援護」発言をしたことで、グレタさんの運動に批判的だった原発推進派が
一転し、歓迎したことで話題となっているのです。

リントナー財務相:「グレタ・トゥーンベリが原発を送電網に接続し続けるという党の
立場を支持したことを歓迎します」

ブッシュマン法相:「グレタ・トゥーンベリですら、ドイツの原発の稼働継続に賛成している」
一人の活動家の発言が大きな反響を呼ぶこととなりました。
一方、14日、イギリス・ロンドンではこんな出来事が…。

環境活動家の女性2人がゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープをかけ逮捕、起訴されました。
この2人が支持する環境団体はイギリス政府に対し、新たな石油プロジェクトの中止を訴えるために
行動したと発表しています。

美術館を訪れた客:「美術館のスタッフが走り回っていたので変だと思ったら、カバーを
掛けられた絵が運ばれていった。そして警察が反石油のシャツを着てる2人を連行していった。
私はアートが大好きなので、こういうデモはあまり応援できない」

時に大きな注目を集める「活動家」の存在。その声を世界に届けるにはどうすべきなのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5179c84a70d4f9426d8d45feda698381281a74