新米価格、3年ぶり値上げ 生産大幅減の一方でコスト値上がり
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2022年産の新米の価格が3年ぶりに値上がりした。農林水産省が18日に公表した統計によると、コメの業者間の取引価格は、今年9月は1万3961円(玄米60キロあたり、税込み)で、前年同月に比べて706円上がった。

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 主食用米から飼料用米や小麦などへの転作を政府が促しており、生産量が大幅に減る見通しとなったことが影響したとみられる。肥料などの生産コストや流通コストの値上がりも響いているという。

 主食となるパンや麺類など多くの食品が値上がりするなか、コメの価格はコロナ禍による外食需要の減少もあって値下がりが続いていた。21年の新米価格は1万3255円(同)で20年からは1888円、19年からは2564円値下がりしていた。(初見翔)