大工のうっかり? 400年前のノミ、国宝の屋根裏で発見 京都
https://mainichi.jp/articles/20221018/k00/00m/040/232000c

大工のうっかりか、工事の無事祈ったか? 大徳寺(京都市北区)の国宝・方丈の屋根裏から、約400年前の「ノミ」が見つかった。解体修理に伴い、屋根を支える垂木(たるき)を外したところ、裏板との間に挟まった状態で残されていたという。18日に発表した京都府教委によると、この場所は過去に解体修理の実績がなく、1635年の建立時に置かれたまま時が経過したとみられる。

ノミは全長23・3センチ、刃幅1・7センチで、刃は鉄、柄はカシの木で作られていた。現代のノミは片側にしか刃がないが、見つかったノミは江戸時代初めごろまで使われた両刃タイプで、発見場所近くの木材からは、このノミと合致する刃の跡も見つかった。

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