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誰にでも使いやすい設計を目指して―。豊田合成がアクセルを操作できる自動車用ハンドル(写真)の開発を進めている。ハンドルのグリップ部の内側にアクセルレバーを搭載。足を使わずにハンドル操作だけで車の進行を可能にする。下肢が不自由な運転者の安心・快適な運転をサポートする狙いだ。

アクセルレバー付きハンドルには人間工学に基づく設計技術を組み込む。握りやすく、長時間アクセルレバーを押していても疲れにくい構造を研究した。従来の円形ハンドルと異なり、上下のグリップ部分をなくすことで、車室内スペースの拡大などにもつながるという。

長らく主流だった円形ハンドルに変化の兆しも。異形ハンドルは市民権を得られるか。同社の開発のかじ取りが注目される。

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